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2022年9月25日
それじゃあ、どれだけ運動すればいいのか?
今回の話に登場するのは、ほぼリモートで仕事している人たちなんです。たまに出社するけれども、あとは在宅でほぼ座りっぱなし。
コロナ禍で何年もそんなスタイルだと特別に何かしないと、とんでもなく運動不足だし、身体の使われ方が偏っていると思います。
リモートじゃなくても、一般的に筋肉量は
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2022年9月1日
腹圧をかけると体幹が強くなる?
先日の稽古中、ある女性に「ほら反り腰になってるよ」と注意する場面がありました。 すると意外な返事が。「腹圧をかけてるんですけど、ダメですか?」と。おお、腹圧をかけてる? 経緯はこうです。 なぜだか精晟会渋谷の女性会員は、整体などで反り腰だと言われた人が多いのです。反り腰とは骨盤の
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2022年2月17日
合気道を始めたばかりの人が、とにかく目指した方がいい4つの方向性
合気道初心者が上達するために、いやたぶん楽しんで稽古するためには必要なことですし、何かあったときに、合気道の稽古が役立つためには不可欠なことだと思います。
今回は初心者向けの内容ですので、できるだけカンタンに書いています。
さらに詳しく知りたい方は、リンク先の動画や他の記事に飛
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2021年12月8日
身体の硬い理由がほとんどメンタルなら、合気道の本質にかかわる問題なのかも
もちろん関節の可動域は人によって様々。運動不足や加齢だけではなく、同じ姿勢でいる時間が長く、使わない筋肉があれば、衰えて硬くなるといいます。 そこを否定するつもりはありませんが、合気道をするのに困るほど可動域が狭いという人に出会ったことがありません。そのことに思い至って、硬いと
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2021年9月30日
和製英語インナーマッスルの概念を提唱した整形外科医の話は目からウロコだった
肩の筋肉が内側と外側で異なる働きをしていることを解明。この内側の筋肉に「インナーマッスル」と名付け、学会で発表した整形外科医の筒井廣明先生が出演されていました。
私は五十肩ではないので、その治療自体に興味はありません。しかしインナーマッスルを正常に働かせる方法には、もちろん興味が
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2021年4月7日
膝の作用と壊さない使い方
先日、体験に来てくれた女性に構えを説明していたら、その人の前足の膝がつま先の方向と一致しないので、あわてて「つま先と膝の方向が一致しないと、膝を壊すから絶対にダメです」と説明しました。 けっこうフィットネスをやられている人なのですが、それは聞いたことがないとおっしゃっていました。
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2021年4月1日
運動していても不調になるかもしれない原因
自宅でもやれるよう、ほぐすことやヨガを行いました。
ダウンドッグのポーズ。そして片足ずつ、歩くように踵を上げ下げして、足の背面全体を伸ばすことを私がやってみせました。
ところがです。誰もダウンドッグのポーズができないのです。ダウンドッグとは下の写真のような形。身体を三角形にしま
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2020年12月31日
『怪我をしない体と心の使い方』は、実質的に使える武道本
それ以上に腕を上げると、肩甲骨が上方回旋します。ポイントを簡単に言うと、肩が上がります。
武道では肩を上げるなと、よく言われます。肩の構造は不安定だからこそ、多様な動きができます。でも肩が上がると、特に持ち上げる動作が不安定になります。
合気道では後ろ技ですね。肘持ちでも両
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2020年10月12日
「歳を取るほど強くなる」なんてことが可能だろうか?
観察するというより、感じられること。感じて対応できることが、塩田剛三先生のおっしゃる「自分が無理にならない体づくり」ではないでしょうか。
ところで最近、年齢をどう受け入れるか、いかに勝つか現役を続けるか、みたいな文章を2本読みました。
ひとつは格闘家として、国内外の総合のリングに
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2020年9月19日
“疲れない体を脳からつくるボディハック”を題材に
運動をする上では「前庭感覚」「深部感覚」がシャープに機能していないと、思い通りの動きができるはずもありません。
「表在感覚」が優れていないと、合気道の持たれる・持つ技は、形をなぞっているだけかもしれません。
だから動きの質という視点からすれば、「前庭感覚」「深部感覚」「表在感覚」
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2019年12月28日
年末年始に読むのにちょうどいい『室伏式 世界最高の疲労回復』
【タイトルに偽りあり】 このタイトル、デザインを見て、ああまた流行のあざといテンプレートに乗っけた本だなと思った。そう思うと、いつもなら手にも取らないけれども、室伏広治さんだし、こんな強靭な人が何を書いているんだろうという興味で立ち読みしてみました。 室伏さんのような超人が、疲労
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2019年5月3日
武道のススメ! 合気道のススメ!
Twitterで知り合いがハッシュタグ[今時なんのために武道武術を学ぶか]というお題で、「どんなに生活環境が変わっても自分自身を見失わないための、船のアンカーみたいなもの」とツイートしていました。 いやもう、まったくそう。私はそんな風に考えもしなかったですけど、じゃあどうして続け
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2017年7月7日
『スポーツ中に起こる突発的な事故』講習を受けて理解した中から、熱中症についてを
日産スタジアムにあるスポーツ医科学センターで、『スポーツ中に起こる突発的な事故 〜そのとき指導者に求められることは〜』という講習を受けてきました(といっても3月のことなんですが)。濃く、とても大事な内容でした。
今回は、梅雨やこれからの季節に注意しておくことが必須な「熱中症」につ