-
6月14日
当身を含まない理合って成り立つだろうか?
先日、体験に合気柔術をやられている方が来られました。
うちでは他流の方はもちろん、養神館の方でも、所属道場が併修を認めていない限りお断りするようにしています。なぜって、トラブルしかないからです。
体験のページに明記しているのですが、その方は「所属している合気柔術の先生は、併修
-
2023年7月21日
持たせ方がどうして罠なのか
型稽古で、持たせ方は重要です。
技が成立するから、動きの流れを覚えることができ、効くことを実感できるのです。
でも繰り返しになりますが、持たれ方が変わってしまえば「型通り」では何にも効かないのです。
「ここをこう持て」だけでしか理解できないと、知識のコレクションができるだけです
-
2023年6月16日
柔道で合気が使われないのはナゼ?
こんなことを聞かれました。
合気道の力の使い方が有効なら、どうして柔道の試合で、そんな技術が使われないのですかと、聞かれました。
ああー、ね(笑)
私は、こう答えました。
おひとりだけ歴史上、柔道の試合で合気道を使ったと言える人がいる。鬼の木村政彦に、合気道のおかげで勝ったと
-
2023年3月5日
手が離れないのはどんな理屈?
合気道には、片手持ち、両手持ち、綾手持ち、諸手持ち、後ろ両手持ちなど手首を持たれる設定の技が数多くあります。やったことがない人が思う一番の疑問は、「なぜ離さない」「手を離せばいいんじゃない」ということではないでしょうか。
いや、そうそう。防ぐには離しちゃえばいいんです(笑)
-
2022年7月8日
誰でも同じような反応にならないのは、触覚の仕組みなのかも
「人の身体は千差万別。痛めつけないためにも効かせるためにも、相手に最適化した対応が必要」だと考えています。正確には身体そのものではなく、そのときの身体の状態ですが。
稽古が終わってから、「相手の身体がどうかって、どうやって知るんでしょう?」と聞かれました。掛け方ではなくそこか。
-
2022年5月18日
意識を外すためのテクニックとMRの可能性
合気道では、持たれたところを意識するな、と指導されることがあるかと思います。 意識するなと言われても、どうやったら意識しないで動けるのかが、よく分かりませんよね。 以前にも書いていますが、腕を持たれた離脱法の設定。 そこから離脱するには、骨格的な抜き方、テコを使うなどさまざまなコ
-
2022年4月29日
『反射が生む達人の運動学』は即買うべき。それぐらいに画期的な内容かと
私が書籍『反射が生む達人の運動学』に反応したのは、こんな3段階。
1.何より反射をこれだけまとめた本は、私が知る限り他にはない。
2.反射は身体に備わった自動的な仕組み。この参考書で研究すべし。
3.この手の本は、書店からは1年もせずに消える。後からAmazonで高い中古本を買い
-
2022年1月6日
合気道の合気って何? 力の概念なのか技術なのか理念なのか
合気道は文字通りに解釈すると、合気の道。しかしその「合気」とはいったい何でしょうか。
剣道なら、剣の道。真剣を使わなくても、竹刀を剣に見立てて稽古する武道であることに間違いないでしょう。
柔道は、やわらの道。やわらの辞書的な定義は「力で相手に対抗せず、相手の力を利用して逆に相手
-
2021年6月6日
「玉を捧げる」と「朝顔の手」はどうつながるのか?
口伝“朝顔の花が咲くように”
誘うとか、操作するために、なんてことは考えもしていません。
その後、大東流合気柔術の「朝顔の手」を知るのです。
知ったといっても、当時はいろいろ調べたところで何も出てきません。ほぼ「合気上げでは、朝顔の手をするとスルスル上げやすくなる」ぐらいの記述
-
2019年1月4日
「合気上げ」は、合気道発祥かもしれないとする衝撃的なおふたりの大東流合気柔術の會主宰者による対談
一言で言えば「座取り合気上げスタイルは、合気道から大東流への逆輸入、植芝盛平から武田惣角への流れではないか」、新説を提起したということだと思います。
ビックリしませんか?
多くのマニアを魅了する「座取り合気上げ」。合気道を長年やっている人の中にも、合気上げジプシーいるがぐらい