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2019年5月24日
合気道には当身が不可欠な理由
再度、塩田剛三先生の『合気道修行』から引用します。
当身は「拳や蹴りなどにこだわりません。(集中力によって)体中いたるところが当身の武器になる」「拳の使い方はいろいろです。正拳も使いますし、私の場合、人差し指や中指の第二関節もよく使います。堅い物にぶつけるのならともかく、人間が
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2019年5月12日
養神館の正面突きは、空手の中段追い突き?
養神館合気道の場合はいわゆる[当身]と[正面突き]を分けて考えていた方がいいと思うのです。 というのも、また怒られそうなことを書きますが、養神館の[正面突き]は空手の中段追い突きを想定しているのではと私は考えているのです。 そもそも合気道の突きは、短刀による突きなのか? 私は他流
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2019年5月3日
武道のススメ! 合気道のススメ!
Twitterで知り合いがハッシュタグ[今時なんのために武道武術を学ぶか]というお題で、「どんなに生活環境が変わっても自分自身を見失わないための、船のアンカーみたいなもの」とツイートしていました。 いやもう、まったくそう。私はそんな風に考えもしなかったですけど、じゃあどうして続け
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2019年3月10日
中心を護る・中心を取るって何?
先日、稽古の最後に、有段者に <そこにいる全員が、四方八方から次々に正面打ちで打ち掛かってくるのを、投げたりせず、ただ捌き続ける稽古> をしました。私自身、そんな稽古法は今までに経験していませんが、試してみてもらったのは、「多人数取りのベースになることを、頻繁に、短時間で稽古で
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2019年1月4日
「合気上げ」は、合気道発祥かもしれないとする衝撃的なおふたりの大東流合気柔術の會主宰者による対談
一言で言えば「座取り合気上げスタイルは、合気道から大東流への逆輸入、植芝盛平から武田惣角への流れではないか」、新説を提起したということだと思います。
ビックリしませんか?
多くのマニアを魅了する「座取り合気上げ」。合気道を長年やっている人の中にも、合気上げジプシーいるがぐらい
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2018年9月23日
養神館合気道は、稽古体系が合理的で上達しやすい?
「養神館合気道は、稽古体系が合理的で分かりやすいとのこと、それを体験したいです」と書いてありました。あれ、分かりやすいなんて、どこかにあったけなと思ったら、私が書いてました(笑) 合理的も分かりやすいも上達しやすいも、同じことですね。これは何度か書いているように、私自身が他流出身
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2018年9月1日
丹田から出す力って、なんだ!?
体験に来られた女性から「丹田から力を出すことをやってみたいんです」と要望されました。
え!? タンデン… う〜ん
「確かに合気道では、丹田をいうところは多いですね。でも養神館合気道で、丹田という言い方を聞いたことがないです」「中心力、重心という説明ならしますが」
私は丹田とい
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2018年6月20日
「刃物に素手で立ち向かうな」は本当か?
刃物の危険さ、アドバンテージを言う武道関係者は大勢います。立ち向かうなら、武器になるものを持てと。私もその通りだと思います。ですが、じゃあどうやるのかと。
何もやってもいないのに、想像だけで発言するのは、私はしたくありません。普段やっている徒手の対武器技に、ありふれた“もの”を使
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2018年6月13日
乃木坂・堀未央奈さんは「ホントに倒せますか?」と言った
女性誌ar(アール)の企画で乃木坂46の堀未央奈さんに、合気道の指導をさせていただきました。ar6月号と7月号に連続して掲載されています。連載『乃木坂46 - 堀未央奈がゆく 「おもてなし達人への道」』の第18回と第19回です。
関係者には発売日前に知らせていましたので、多くの人
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2018年5月20日
養神館と他の合気道とのいちばんの違いは?
稽古のために武道場の更衣室に向っていたときのこと、反対側から来た人が「おっ瀬川さん!」と声をかけてきました。誰だと思って視線を向けると、以前やっていた合気道の流派の先輩です。10数年ぶりの再会。
あちらは稽古が終わって着替えるところ、こちらは稽古着に着替えるところ。更衣室でお互い