場所が確保できたら、次はホームページだ。告知しなきゃ、誰も来てくれない。私は精晟会の広報だし、あざみ野道場などのウェブサイトも作っている。仕事としても、制作はやってる。だけど自分の道場のを自分で作るんだから、どうするか。
2ヶ月ほど前、数年前に私がサイトをつくった道場の人が、「自分がスマホで見るようになったら、スマホに対応してないサイトは見たくもなくなった」と話しかけてきた。そうでしょう。やっと理解してくれたのか。遅いよ。
仕事ではパソコンを使っていても、プライベートではスマホでウェブを見る人が増えるから、スマホを優先して作らなきゃダメだと、私は何年も前から言ってた。仕事でもプライベートでもそう言ってきたけど、理解する人はなかなかいませんでした。
大手の企業でも、いまだに役職者にウェブサイトの見た目の決済をもらうのは紙のプリントアウトで、しかもスマホ用は興味を持たれない。というところが少なくないそうだ。
それはだけど、通勤で電車に乗ってれば理解できるはずでしょう。これからはノートパソコンだって使う人は減少するだろうし、残るのは大きなスマホ、タブレットぐらいじゃないだろうか。そう私は思ってた。
だから自分でやるなら、スマホファーストだ。
とはいってもスマホでデザインするのは大変だし、契約などではパソコン用のウェブサイトも必要だ。サクッとページを追加したり修正できるとなるとテンプレートで、レスポンシブデザインでやる?
レスポンシブデザインというのは、パソコン用に作っていけば、調整は必要だけれども自動的にスマホ用に作ってくれる仕組み。そういうサービスは数多くある。ただこれは、構造を理解して作ったり、パソコン用スマホ用のプレビュー画面を見ながら進めないと、バラバラになっていたりする。
たとえばパソコン用に細い横長のバナー画像を使っても、スマホだと文字が見えなかったり。
テンプレートを選んで、それベースに画像とテキストを入力していけばレスポンシブデザイン出来てしまうようなサービスはホスティングをやっている会社なら、多くのところが用意しているから、片っ端から試していった。今は、たいがい何日間か無料で使えるようになっている。
ただ無料で試せるサービスは実際に使いだすと、どれぐらいの費用がかかるのか、ほとんどわからなかったりするから、気をつけないと。広告が出るプランなら無料だとか基本的なプランの料金は出ていても、たとえばメールフォームが作れなかったり、外部のサービスとできるできないとかもありますから。
片っ端から試していくと、私の理解力の問題かもしれないけど、使い勝手が悪い。使いやすいところは、ナビゲーションが悲惨だったりする。
結局、あれこれ試したのにWixでやることにした。Wixは今までにも使っていて、使いやすさとデザインではだんぜんいい。ただWixはイスラエルの会社で、日本語のサポートがわかりやすいとは言えない。詳しく調べていくと、英語のページが出てきて頭抱えたりする。こういうところはGoogleも同じ。
もちろん電話のサポートはありません。
丁寧にわかりやすく対応してもらいたければ、お金をドンと出すしかない。費用を抑えたいなら、自分で調べながら、ヒーヒー言いながらやるしかない。
だけど、私には初体験の大変なことがあった。
続きます