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動かない体幹トレーニングは、どこがいいんだろう


今朝インスタグラムを見ると、さまざまなトレーニングの写真や動画をアップしている人が「今日は体幹」と投稿されていました。

毎日走ったりヨガをやったりマシンでトレーニングしている人も、体幹トレーニングをしているんだと、ちょっと意外で驚きました。だって今までの投稿を見る限り、あえて体幹を鍛えなくたって、充分に鍛えられているでしょ、と思ったのです。

体幹トレーニング、Twitterなどでも話題が流れてきます。ダイエットに効果的、姿勢が良くなる、などいろんなものがあります。陸上競技の人は、軸が安定するとかも。

体幹とは、胴体部分のことですよね。スポーツ選手が補強としてやるのは意味があると思いますが、ほとんど運動していない人が体幹トレーニングだけをするのは、もしかすると弊害だってあるかもしれません。

ボディメイクで腹筋を見せたいならEMSの方が早そうですし、ダイエットに効果があるというのは大きな筋肉を鍛えるというだけですから、あえて体幹トレーニングという言葉を使わなくてもいいのではと思います。ダイエットなら、むしろ脚だって鍛えた方がいいでしょうと。

前に合気道はファンクショナルトレーニング?という記事を書きましたが、日常動作の質を上げるためじゃないと、あまり意味がないと思うのです。動く体幹トレーニングもありますが、多くは動かないポーズをキープするようです。

個人的な感想ですが、どんなにいい姿勢だって、普段から固めてキープしていたら、あまり良くない。力まずキープできるのが理想だと思っています。だから静的に姿勢をキープするのは、ガンガン練習している選手の補強以外ではどうなんだろうか。

たとえばそれで電車の中で、つり革を掴まずに立てる? 体のバランスが良くなるの?と思ってしまいます。

上の写真は「前倒受身」をしているところです。まるで体幹トレーニングの代名詞「プランク」のようです。受身は単独でも稽古しますが、技を受ける中でも出てきます。そうすると「前倒受身」は、「ワンハンド&レッグレイズフロントブリッジ」のようです。

下の写真は「後方転倒受身」をしているところです。この受身は、まるで体幹トレーニングの「リバースクランチ」や「ヒップアップクランチ」のようです。

動きの中でやるので、ポーズをキープするだけよりも、はるかに多くの筋肉を連動して使います。

止まったところだけ見ると同じじゃないかという動作を上げていたら、キリがありません。

「プランク」や「リバースクランチ」をどれだけ極めても、もし雪道で転倒したときの役に立ちませんが、受身を身につけていれば転んでもケガしませんから。

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