養神館合気道 渋谷合気道会の会員に、
いろいろ聞いてみました。
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合気道ならできそうかなって思って
4級・合気道歴2年半・女性・50代
合気道をどうしてやってみようと思ったんですか?
確か甥っ子が極真空手をやってて、大会とかを見に行ってたと言われてましたよね
武道とか格闘技って、見るの好きなんです。だけど空手の大会を見てると、これを自分がするのは、とてもじゃないけど無理だなと、なんとなく思ってました。
50歳になって新しいことを何か始めようと考えたときに、
合気道ならできそうかなと思ったのがきっかけです。
どうして合気道ならできるかもと思ったんでしょう?
以前に知人のお母さんが、60歳過ぎてから合気道始めたと聞いてたんです。60歳になってもできるんなら、大丈夫だろうと想像しました。
あ、年齢的な話ね。それはできるでしょう。だけど運動を継続してこなかった60歳だと、難しいでしょうね。
昔、60オーバーの女性が体験に来られて、私が相手してたら「ケガしないことが分かったら入りたい」と言われて。それはほら、道とかで転んで骨折する人がいくらでもいるでしょう。合気道は受身が必須だから、技術以前に骨の問題が。女の人の骨密度は、平均で50歳からどんと落ちて、60歳だと10歳未満と同じだそうですよ。
そうなんですか!?
最近言われているのは、骨に適度な衝撃を与えておかないと、新しく骨を作るのをやめてしまう。骨も3〜5年で全身入れ替わるそうです。
それが必ずしも年齢だけじゃなくて、20代でも運動していないと、骨量が低下するとか。運動していても、全米の自転車競技で準優勝した30代の女性が骨折して、調べたら重度の骨粗鬆症が発覚したそうですよ。
合気道はいいんですか?
そんな研究はないと思います(笑)
ただ絶対的に衝撃が必要なら、受身には衝撃があるし、その衝撃を全身に分散させるようにするから、安全に骨量を低下させない運動になるんじゃないかと思いますけど。
ジョギングといったって、アスファルトの衝撃はたぶん良くない。かといって、高機能のスニーカーだとなさ過ぎかもしれないし。
へー、知りませんでした。
面白いですね。
実際のところは分からないですよ。
だけど衝撃がないと骨を作らなくなるなんて、環境に合わせた、人体の合理的な適応って感じがします。
60になっても70になっても筋肉を発達させることはできると、あちこちから発信されてますけど、筋肉を発達させたころで骨がダメならダメでしょうと。
だから特に女の人は、合気道をやるべきだと思ってるんですけど。
それで合気道を続けていて、なにか変化ありますか?
今は還暦までに初段を目標にしてます。
還暦って(笑) いやいや、今のペースで稽古してれば還暦まで行かないでしょう。50代半ばで、初段になるんじゃないですか。
行けますか(笑)
行けるんじゃないですか(笑) その前に次は三級ですからね。三級からは茶帯。養神館で茶帯締めてれば、ちょっと見られ方が違いますから。遠目だと黒帯に見えるし(笑)
へえー(笑)
他流だと、たいてい5級から始まるから3級といっても、ぜんぜん違う。女性は年齢で袴穿くてところもあって、それなりにできるだろうと思ったら、受身すらまともにできなかったりするから、実質的にも養神館の茶帯はまったく違うんです。
ってそんな話じゃなくて、続けていて変わったことはないですか?
何かあっても、どう対処すればいいか、分かるようになりました。
ええーっ(笑) そんな過信しちゃダメですよ。
力で圧倒されると潰されますからね。
そういうことじゃなくて(笑)
前は日常の中でちょっと怖いなという場面があったりすると、緊張してたんですけど。
今は、なんていうか出来るかどうかは別にして、どう動けばいいか頭では理解してるじゃないですか。だからその分、余裕があるというか…
おおー、それは素晴しい! 指導者がいいんだわ(笑)
何かあっても動けなくなるのが最悪ですからね。動くためには、心の余裕がないと。あとは無意識で反射で動けるようになったら最高ですね。
いや、ありがとうございました。
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