養神館合気道 渋谷合気道会の会員に、
いろいろ聞いてみました。
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自分の身を護る術をしっかり習得したい
7級・合気道歴7ヶ月・女性・30代
体験に来てくれたとき、初っ端から私の書いたブログのことを語ってくれたじゃない。もう驚いちゃって。ブログを読んで体験を申し込んでくれる人って、いるにはいるだろうけど、たぶんほとんどの人は読んでない。実際には申し込みページすら、まともに読んでない人だっているし。
少なくとも、共感してくれて「私もそうなりたい！」って言ってくる人なんて皆無だからね。あの長い記事を最後まで読んで(笑)
いやぁ、むしろ全員が見てないんだ。読まない人がいるんだってことの方が驚きますよ。
（精晟会渋谷のサイトに）たどり着くまではいろいろありましたけど、たどり着いて体験に行こうと決めるまでは、そこの道場の情報を入手するしかないから読みますよ。体験も無料じゃないから、それなりにちゃんとしてるんだろうとか、考えを巡らせながら。
ブログは先生が自分の言葉で書いてるから、情報を吸いやすい。分かりやすい。そりゃあ読むよなって。私にとっては、当たり前の行動です。ブログ読んで、こういうことを言語化できるのって、普通に凄いなって思ったんです。
どんな考えの道場か分からないと怖いよね。
そうそうそう。
うちは無料にしたら大変なんです。その人に合わせた内容にするしね。
ブログはね、ただ体験者を増やすというより、うちではそんな要望には応えられないから、よそに行かれた方がいいですよってつもりで書いてることが多い。合うと思った人に来て欲しい。最初からミスマッチしてたら、お互いに無駄でしょって。
それでも、体験に「合気道の思想が知りたい」って人が続いたから、養神館には道場訓もないし大仰なこと言わない。うちではちょっとってブログを書いたら、今度は「道を知りたい」って人が来て(笑) まあたぶん、1行も読んでくれてない(笑)
そもそも、じゃあなんで探してたかっていうと、男性に尾けられて後ろから襲われたことがあって、どこかしらで自分の身を護る術(すべ)をしっかり学びたいって気持ちがあったのと、あとは自分の身だけじゃなくて、もし自分の視界に入ってる、たとえば子供やおじいちゃんおばあちゃん何かあったら助けられる人間でありたいって思ってたからぁ。だから何かないのかな、護身術とか武道とかで検索してて…
それエラいな。凄いわ(笑) いや普通なんかあったら、みんな逃げるよ。ブログにも書いてるけど、渋谷から満員電車に乗ってたら怒声があがって、そしたら次の駅でみんな降りちゃったのよ。もう車両内ガラガラ。
私はかなり離れた場所で本読んでたんだけど、え、ケンカなの。誰もいないし、もしかして私が止めなきゃマズイのか？って、しょうがなくて止めに行った経験はあるけど。強い意志はないよ。
とにかくこんなに皆んな、我先に逃げちゃうんだって印象が強烈だったよ。
それで外国人の先生が教えてるクラブマガってところに、体験に行ったんです。
クラブマガ！ イスラエルの軍隊式格闘術！ それはまた凄いところに行ったね(笑)
楽しかったんですけど、なんか違うなぁって(笑)
クラブマガは凄いと思うけど、やっつけて制圧する格闘技だからね。絶対的なフィジカルが必要になるはずよ。合気道と似てる技もあるけど、いやあの世界中の武道格闘技の技って、似てるところはあるんだけど、構造が似てても用法がかなりちがう。稽古方法、環境がぜんぜんちがう。クラブマガでやるには、かなりのフィジカルとアグレッシブな闘争心が求められると思うんだけど。
でもそんな流れから、よくうちに来たね。
だから、先生がブログに書かれてた「やっつけるのは無理。それが出発点」とか「危険を避ける能力の根本を育てるのが合気道」を読んで、そうだなぁと思ったんですよ！
そうか、言ってたよね。ありがとうございます(笑)
それで、まだ入って7ヶ月ぐらいですけど、何か変わりましたか？ 私はあなたほど、短期間でこれだけ変わった人いないと思うんだよね。
変わったことは、先生の言葉を借りるなら身体の地図が分かってきたかなと思います。最初はバラバラだったのが、頭の中でイメージしてることが動きと一致してきたかな。まだまだ、できないことがいっぱいですけど。半年たって、だんだん一致してきたかなと思います。
凄いじゃん、それ！ ボディマップ、ボディスキーマね。そうか、半年でそんな実感があるんだ？
さらに半年経てば、もっと変わってると思います。
それは素晴らしいね。
関連してると思うけど剣操法とか、上達したよね。前に家で剣杖を振ってるって言ってたじゃない。それは、どうして？
どうして？ どうしてって、どうしてだろ。いや好きなんですよ、剣も杖も、短刀も。
剣も杖も短刀も、さりげなく目に付くところに置いて、手持ち無沙汰なときに、スマホじゃなくてこっちを持ってなんかしてる。
なんかしてる？
旦那さんに、こうやって突いてきてとか言って、サッと入るとか。
ええー、そんなことお願いしてイヤがられない？
ぜんぜん苦情はないです。
へーえっ、それは面白い話だけど、剣杖は前から好きだったの？ それとも、うちに入ってから？
昔剣道やってたから好きだったと思いますけど、あのころはそれほどじゃなかったと思います。
それがうちに入って、火がついた感じ？
合気道の技を、どれも剣でやってくれるじゃないですか。説明に武器使ってとか。あれがめちゃめちゃ私、ポンと入ってくるんですよ。あれで合気道の技も楽しくなるし、剣杖もより好きになったんだと思います。
それは嬉しいかぎりだわ。剣で技を説明するのは、ほぼ私の独創で勝手にやってることだから。
今は剣杖毎回稽古してるけど、コロナ前から剣杖を使って説明するのはやってる。初めてやる技だと、何をしてるのか、剣で動きを見るとイメージとして掴みしやすいしね。
ほかには何か変わったことありますか？
体格のいい男性陣と日頃稽古してると、どんなに技を極めたとしても、最終的に力で潰されちゃうだろうなってことを体感しました。力較べじゃないなってことが分かりました。
体重、筋力で圧倒的な差があったら、それだけ本当に大変よね。
だけどそんな私でも、それこそ身体の構造を理解することで、逃げる隙を作ることはできるなっていうのが大きな学び。
それは素晴らしい。そんなことを稽古の中で実感したの？
たとえば最近だと離脱法。あれとかも知らないと、何にもできないですから。旦那さんはガタイがいいんですけど、家で思いっきり掴んでって言ってやってみると、手をパッと開いてやると、ちゃんと取れたんです。今のそんな力使ってないよねとかって、ビックリしてて。あとリュックを使った護身術とか。
へー、凄い。だけど、稽古の離脱法の設定は手を掴まれてるだけだから。手を掴んで何もしてこないってことないからね。当身も試しなよ、家でも(笑)
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